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医療DXについて

更新日:2024.04.30

近年、国の政策として「医療DX」が推進されつつあります。本年の診療報酬改定でも関連した項目があります。医療コンサルティングの現場でもご質問が増えておりますので、そもそも「医療DX」とは何かについて厚生労働省のページにも概要が記載されていますのでご紹介します。

「医療DX」の概要

医療DXとは、保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等の作成、診療報酬の請求、医療介護の連携によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータを、全体最適された基盤(クラウドなど)を通して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えることです。

 世界に先駆けて超高齢社会に直面する中、国民の健康寿命の延伸を図るとともに、社会保障制度を将来にわたって持続可能なものとし、将来世代が安心して暮らしていけるようにしていくことが、今後の我が国の継続的な発展のために不可欠です。

 医療DXは、医療分野でのデジタル・トランスフォーメーションを通じたサービスの効率化や質の向上により、①国民の更なる健康増進、切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供、医療機関等の業務効率化、④システム人材等の有効活用、医療情報の二次利用の環境整備の5点の実現を目指すものであり、我が国の医療の将来を大きく切り拓いていくものです。

 医療DXの実現に向け、「医療DXの推進に関する工程表」に基づき、全国医療情報プラットフォームの創設、②電子カルテ情報の標準化等、③診療報酬改定DXを3本の柱とし、取組を進めています。

参照ページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/iryoudx.html#1

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